ししとうの栄養素を侮るなかれ!β-カロテンやカプサイシンで、免疫力アップと新陳代謝もアップ!

ししとうって添え付けとかで出てこない限り、積極的に食べようなんて思いませんよね…。

野菜を食べよう!って思っても、真っ先に頭に浮かぶのは、玉ねぎやキャベツ、人参などの王道野菜。もちろん、玉ねぎやキャベツも栄養素は豊富ですし、野菜なので、食べるにこしたことはありません。

ですが、「栄養素」という点では、ししとうだって負けてません!

今回は、ししとうの栄養素からカラダへの効果を少し書いてみようと思います。

ししとうの栄養素について

ししとう(可食部100g)の栄養素は以下の通りです。(参考「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」22頁)

水分:86.7g
炭水化物:10.9g
カリウム:400mg
カルシウム:20mg
マグネシウム:15mg
鉄:0.5mg
β-カロテン(ビタミンA):730μg
ビタミンE:1.8mg
ビタミンB1:0.07mg
ビタミンB6:0.12mg
ビタミンC:16mg
食物繊維総量:2.8g

この中でも他の野菜や食材よりも、ししとうが優れている栄養素についてみていきます。

β-カロテン(ビタミンA)

β-カロテンと聞くと、ピーマンやトマトのように色鮮やかな野菜を思い浮かべますよね。ですが、このししとうも負けず劣らずβ-カロテンを含んでいるんですよ!それもピーマン以上です!

関連記事:ピーマンの栄養素は、やっぱり野菜界でトップクラスだった!あの苦味の原因とその栄養素についても解説します!

それではβ-カロテンにはどのような働きがあるのか?というと、β-カロテン自体は強い抗酸化作用を持ちます。そのため、がんをはじめとした生活習慣病の予防や老化防止などに一役かってくれます。

また、β-カロテンは体内ではビタミンAとして機能するので、ビタミンAについても書こうと思います。ビタミンAの主な役割は二つです。

一つは、目や視力の健康を維持してくれる役割です。目の奥にある網膜の材料にもなりますし、目の潤いを保つ役割をしてくれます。また、ビタミンAが欠乏すると、暗いところでの視力が低下してしまうことがあります。

そして、もう一つの役割は皮膚や爪、粘膜の細胞の材料になるということです。日々新しく生まれ変わっている皮膚や爪の材料に欠かすことができません。女性にとっては必要不可欠な要素ですよね!また、粘膜の材料でもあるので、欠乏してしまうと感染症にかかりやすくなります。

ビタミンC

ビタミンCと聞くと、「レモンなどの酸っぱい食材でしょ?」と思われるかもしれないですが、ししとうにも豊富に含まれているんですよね!(意外)それも野菜界でもトップクラスです!

ビタミンCにはいろいろな効果が認められているんですよ!

まずは、抗酸化作用です。特に、悪玉コレステロールの酸化を防いでくれる効果が認められています。そのため、動脈硬化をはじめとした血管疾患の予防になります。

二つ目は、コラーゲンの生成にも関わっています。そのため、ビタミンCが不足すると、肌が荒れてしまったり、血管や骨がもろくなるなどしてしまいます。女性に限らず、男性も欠かすことができませんし、子どもの場合、骨の成長が悪くなってしまうので意識して摂取しましょう!

また、白血球のサポートもしてくれます。白血球というと、風邪などのウイルスが体内に入らないように阻止してくれる用心棒的な存在です。なので、白血球をサポートすることで、風邪をはじめとした感染症にかかりにくくなります。

最後は、タバコに含まれる有害物質の排出を促進してくれる効果です。そのため、喫煙者の方だけではなく、その副流煙を吸う機会が多い方には、ぜひともビタミンCを摂取していただきたいですね。

カリウム

ししとうで意外と見落とされがちなのが、このカリウムです。きゅうりとかナスだとイメージされやすいんですが、ししとうにも結構含まれているんですよ!

カリウムは、ナトリウムとバランスを取り合う関係にあり、体内でナトリウムが増加すると尿や汗として排出させようとしてくれます。その結果、血圧を安定させてくれます。なので、高血圧の方をはじめ血圧が気になる方にはオススメのミネラルなんです!また、尿や汗として余分な水分も排出してくれるので、むくみなどにも効果があります。

そして、カリウムは筋肉の働きをコントロールする役割があり、筋肉の健康を維持してくれています。そのため、不足してしまうと、筋肉にエネルギーが十分に補給されなくなり、筋力が落ちてしまったり、不整脈を引き起こしてしまう可能性があるので注意が必要です。

また、カリウムは、過剰摂取しても基本的には心配することはありません。ですが、腎機能が低下していたり、腎臓の病気を抱えていて、排泄がうまくできない人は、胃腸障害や不整脈などを引き起こす可能性があるので、注意して食べるようにしてください。

カプサイシン

唐辛子などの辛味成分であるカプサイシンは、同じトウガラシ属であるししとうにも含まれています。

主な効果としては、新陳代謝の促進による脂肪の燃焼を助ける効果で、肥満予防などに効果があると期待されています。

このように聞くとダイエットに効果があるかも!と期待する方もいらっしゃるかもしれませんが、食べ過ぎると吐気や嘔吐などの症状を引き起こすなどの報告もあるので、食べ過ぎには注意が必要です。

カラダへの効果まとめ

では、ここで一度ししとうのカラダへの効果をまとめようと思います。

  • 老化防止
  • 生活習慣病の予防
  • 目や視力の健康維持
  • 免疫力アップ
  • 骨や肌の健康維持
  • むくみ解消
  • 肥満予防

という感じです。

ざっとみた感じだと、肥満予や生活習慣病の予防など現代病には最適な食材でもありますし、むくみ解消や肌の健康維持という点でみれば、女性にも食べて欲しい食材ですね。

食べ合わせからみるカラダへの効果

ししとう単体でももちろんカラダには良いこと尽くめです。ですが、ししとうだけ揚げたり、炒めたりしても飽きてしまいますよね…。

なので、この際他の食材とも一緒に調理して、よりししとうの効果を得てみてください!

  • 動脈硬化:ししとう+赤ピーマン・玉ねぎ・鶏肉
  • 血行促進:ししとう+ぶり・にんにく・かつお節
  • ガン予防:ししとう+わかめ・アジ
  • 貧血:ししとう+レバー・大豆製品・のり
  • 老化防止:ししとう+がんもどき・にんじん・桜えび
  • 美白効果(肌荒れ予防):ししとう+ラム肉

という感じです。

ししとうから得られる効果から逸脱することはないですが、より効果的にししとうの良さ、他の食材の良さを引き出す組み合わせになっています。ししとうのレパートリーがちょっとなくなってきた…。という人は、ぜひ、参考にしてみてください!

美味しいししとうを選ぶポイント

ししとうは、トウガラシの中でも甘トウガラシの部類に入っているので、基本的には辛くはありません。ですが、ごくたまに辛いものが混じっている可能性もあります。

だからこそ、新鮮で美味しいししとうを選びたいですよね!選ぶポイントは以下の通りです。

  • 色が濃すぎないもの
  • 色が均一なもの
  • ツヤやハリがあるもの
  • 実が適度に柔らかいもの
  • ヘタがピンとしているもの
  • ガクの部分が実を包んでいるもの

大きすぎるものは、育ち過ぎで、美味しさが小さいものに比べて劣っている場合があります。また、ヘタが黒かったり、実が堅くなっているものは、鮮度が落ちている可能性があります。

辛いししとうを見分るポイントとは?

基本的にししとうは辛くありません。ですが、たまに辛いししとうがあることも事実です。これは、水不足や受粉時の高温によってししとうがストレスを感じることが原因とされています。

では、その辛味の見分け方、つまりししとうがストレスを感じているのかどうかはどのように見分ければいいのでしょうか?

ストレスを感じている野菜というのは、多くの場合いびつなカタチをしています。それはししとうに限らず、きゅうりもピーマンも同じです。スーパーなどに出荷される野菜は、出荷時点でカタチがいびつなものは除外されるので基本的には辛いものは含まれません。ですが、産直などのように農家の方が直接袋詰めし、販売しているケースや自家栽培している場合は、辛いししとうが含まれている可能性があります。

ししとうが辛いのか辛くないのか?を外見で見分けるポイントは以下の通りです。

  • 形がいびつ(曲がっているなど)
  • 先端が細くなっている
  • 皮が硬くなっている
  • しわが少ないもの

という感じです。

ごくたまに、外見ではわからなず、食べてしまってから後悔することがありますが、それはそれでししとうの良さと考えて諦めましょう(笑)

ししとうの保存方法

ししとうは、冷え過ぎる環境だとすぐに痛んでしまいます。なので、少しでも鮮度を長持ちさせるためには、新聞紙に包み、ポリ袋に入れて、野菜室などの冷蔵庫の中でも温度の高い場所に入れるようにしましょう!

また、買い過ぎたり、どこからかもらい過ぎた場合は、綺麗に洗い、ヘタを切り落として、ジップロックなどに入れて冷凍保存しても良いと思います。冷凍のししとうを使う場合は、レンジや冷蔵庫で解凍をせずに、冷凍したまま使うようにしましょう!

ししとうを調理する上でのポイント

では、ここからはししとうの調理する上でのポイントや食べる上でのポイントを見ていきましょう!

熱を加える前に小さな穴をあけよう!

ししとうは、ピーマンやパプリカに比べ小振りなので、揚げるにしても、炒めるにしても、そのまま使うことが多いと思います。その際に注意しなければいけないのは、ししとうが破裂してしまい、火傷をおってしまうことです。

この破裂は、熱せられることでししとうの中の空気が膨張することが原因です。そのため、火を通す前に、ししとうに小さな切れ目を入れたり、串などで穴を空けておくことをオススメします。

辛さをどうにか避けたいならタネを取り除くべし!

素揚げや、天ぷら、そのまま炒めたりする場合、ししとうのタネは取りませんよね?というよりも、取れませんよね?(笑)

でも、そうすると辛いししとうが混ざっていた場合、ロシアンルーレット化してしまって、一人が辛いししとうを食べると、それ以降食べたいと思う人が少なくなることもあります。

辛味のすべてがタネにあるわけではありませんが、タネや白い部分が辛いことはすでにわかっています。これは、鷹の爪を使うときにタネを取ることを考えればわかりやすいかもしれません。なので、もし、辛いししとうを食べたくない、辛さを軽減させたいということであれば、タネをしっかりと取るようにしましょう。

さいごに

ししとうの栄養素はいかがだったでしょうか?

あんなに小さいのに意外と栄養素を豊富に含んでいるんですよね。子どもはあんまり好きじゃにかもしれませんが、大人になればBBQには必須の野菜ですし、ビールにぴったりのおつまみですよね!これぞ大人の味という感じ。

暑い夏にはししとうを食べて、免疫機能を回復したり、疲労回復させてください!ただ、食べ過ぎには気をつけるようにしましょう!

参考にしている本やサイトについてはこちらでまとめています

また、カラダへの影響については個人差があります。くれぐれも食べ過ぎには気をつけるようにしてください。