健康とは「病気ではない」状態だけではなく、精神的、社会的にも良好なこと

あなたは健康ですか?

僕は胸を張って「健康です!」と答えられないのが残念ですが、周りを見渡してもあんまり健康そうに見える人はいません。これも結構残念なことですね…。

もちろんみんながみんな病気というわけではないんですが、精神的に疲れていたり、人間関係に問題を抱えていたり、生きているのが辛そうな人をよく見かけます。ただただ、肉体的に健康というだけではなくて、精神的、社会的に健康そうじゃない人が多いのが僕の印象です。

ここでは、そんな『健康』というテーマについて、WHO(世界保健機関)の定義を元に、健康とは何か?そして健康になるためには何が必要なのか?ということについて書いていこうと思います。

健康の定義について

WHO(世界保健機関)では、健康について以下のように定義しています。

Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.

健康とは、病気でないとか、弱っていないということではなく、肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、すべてが
満たされた状態にあることをいいます。(日本WHO協会訳)

(引用元 公益社団法人日本WHO協会

WHOの定義によれば、ただ病気になっていない、怪我をしていないとか、弱っていないということだけでは、健康とは言えません。

ストレスを抱え込んでいないとか、過度に悩んでいないと言う精神的な側面や、家族や友人関係が良好であるか、社会の中で自分の役割を認識し、果たせているかという社会的な側面でも、良好である必要があるんです。

WHOの定義にしたがえば、僕が周りを見渡して「健康そうな人が少ない…」と感じた理由も少しは納得できます。(あまりしたくなかったですが…)

あなたは胸を張って「健康です!」と言えるでしょうか?

ただ病気ではないというだけではなく、精神的にも、社会的にも、何も問題ない!良好です!と言える自信のある人は、実のところ少ないんじゃないかって思っています。

肉体的な健康について

医学が発展して、検査の精度が上がり、薬や治療についても多彩になりましたよね。今では病気によっては、発見がよっぽど遅くならない限り、完治または根治されると言われるほどです。

ですが、一方で、飽食の時代になり、ごはんや野菜、魚を中心とした和食から、肉や小麦粉などを中心とした食の欧米化が進んだこと、また、交通の発展による運動不足などにより、生活習慣病の人が増えてきている印象があります。肥満症、糖尿病や高血圧、脂質異常症、そこから発展して脳梗塞や心筋梗塞などが増えてきていますよね…。(発症がわからず、突然倒れなくなる方もいらっしゃいますが…)

健康寿命を伸ばそうと言う取り組みがありますが、現状の食生活が続き、より交通が発達していけば、生活習慣病をはじめとして病気になる人が増え、骨や筋肉が弱ることで怪我をしやすくなってしまう人が増えていくんじゃないかと思っています。

では、肉体的な健康、つまり病気になりにくい、怪我をしにくくなるために、何をしていけばいいんでしょうか?

肉体的に健康になるためにやるべきこと

肉体的に健康になるためにやるべきことはいたってシンプルだと思っています。

それは極端な生活をしない、そして、生活のリズムを狂わせないということです。これに尽きます。

極端な生活をしないというのは、たとえば暴飲暴食のように、食べ過ぎたり、飲み過ぎたりすることです。逆に、欠食のような食べなさすぎるというのも考えものですよね。これは食事に限らず、運動も、睡眠も同じことが言えます。運動不足は万病のもとですし、睡眠不足、睡眠多寡も体にはよくありません。

適度でバランスの取れた食事をすること、定期的に体を動かすこと、適度な睡眠時間を確保することが肉体的な健康には必要不可欠です。

また、生活のリズムを狂わせないということも非常に大切です。

まぁこれはそのままなんですが、食事で言えば毎日同じ時間に食べることを意識する、睡眠であれば、就寝時間、起床時間を一定にするということが大切です。

食事も毎日毎日違う時間に食べていれば、体は調子はおかしくなりますし、睡眠時間も平日と休日で大幅に違えば、脳の調子がおかしくなります。これでは、どんどん肉体的な健康からは遠ざかっていくことは明白ですよね?

そうならないためにも、日々同じようなリズムで生活をするということが大切なんですよ!

精神的な健康について

今の日本で一番問題になっているのが、この精神面での健康だと思っています。

うつ病をはじめとして、躁鬱、総合失調症、パニック障害、睡眠障害、不眠症などが心の病気って最近になってかなり増えてきている印象がありよね。もちろん生まれ持った病もあるとは思いますが、多くの場合は、人間関係や仕事からのストレス、食生活の乱れが原因だとされています。

新卒で入社したにも関わらず、業務についていけなかったり、人間関係が上手くいかなくて、すぐに辞めてしまう人が増えていたり、就職活動が上手くいかず、自殺をしてしまう人も増えていると聞きます。

精神面での健康状態は、衣食住に恵まれているからこその悩みなのかもしれません。ですが、だからといって何もしなくていいわけでもなければ、薬やサプリメントでどうにかなるものでもありません。各自が何か目標ややりがいをもったり、食生活を見直したりしないといけないんだと思うんですね。

豊かで、恵まれてるからこその悩みは、そう簡単には治らないかもしれませんが、日々の生活を変えていったり、意識を変えていくことでかなり良くなるのではないかと思います。

では、どのように生活を変えていけばいいのでしょうか?

精神的に健康になるために今できること

精神的な健康ってどんな状態だろう?って考えたときに、生き甲斐ややりがいがあって、意欲的に生きていることだと思うんですよね。

生き甲斐とかやりがいっていうと、なんとなく堅苦しくて、ハードルが高くて、「私にはちょっと無理かも…」なんて思ってしまいますよね?

でも、そんな堅苦しくも、ハードルが高くなくても良いと思うんですよ。アニメのイベントとかでも良いと思いますし、ライブに行くとか、旅行に行くとか好きなことがあって、人生を良い意味で謳歌できていれば良いんじゃないかって思います。

僕なんてスポーツ観戦が好きなので、テレビでスポーツ見てるだけでも結構息抜きになると言うか、応援していることが生き甲斐みたいな感じなので、オリンピックとか世界陸上とか、高校野球の時期になるとそれだけでやる気に満ちあふれていますよ(笑)

そんなに難しく考えなくていいので、ちょっとでも「これ楽しそう!」「やってみたい!」「面白そうやん!」って思えることがあれば、それをやってみたら良いんじゃないですかね?それが一番手っ取り早くて、精神面にも良い影響を与えてくれると思いますよ!

社会的な健康について

社会的な健康というのは、肉体的な健康や精神的な健康に比べて少しイメージがしにくいかもしれません。簡単に言えば、周りの人と上手くいっているかどうか?ということです。

家族や友人、恋人、同僚、近所の方、地域の方などの生活する中で関わる人と、良好な人間関係を築けているかどうかということが、社会的に健康かどうかということですね。

個人的には、関わるすべての人との関係が良好かどうかというよりも、自分の中で居心地の良い居場所があるかどうかということが大切だと思っています。会社で上手くいっていなくても、家に帰れば落ち着ける。友だちはそれほど多くないけど、一人の友だちとはめちゃくちゃ仲が良くて、いつも話が絶えないとか。どこか居場所があればいいのかなーって思います。

精神的な側面と同じく、社会的な側面でも、健康ではない人が増えてきているのは事実ですよね。引きこもってしまったり、誰かと会うことを恐れてしまったり、会社で働けなくなってしまったりと、人によって様々ですが、人間関係に悩みを抱えている人は多いです。

人によって様々ですが、原因は思い込みなんじゃないかと思っています。「もしかして嫌われてる…?」「もしかしていじめられてる…?」「もしかして…」と、事実はあるとしても、その事実に以上にダメな方を想像してしまったり、誰かに聞くわけでもなく、自分の中で完結させていることが原因なんじゃないかって思うんですよね。

SNSでの露出が増えたので、気になってしまったり、思い込んでしまうことは仕方がないのかもしれないですが、個人的にはもっと適当で良いのかなーって思います。もし、ダメでもそれで人間関係がゼロになるわけじゃないんですし、また作れば良いですし、70億人もいるんですし、目の前の人間関係だけにとらわれなくてもいいのかなーとも思います。

健康になるためのまとめ

一応ここまでのことをまとめます。

肉体的な健康については、病気になって治療すればいいや!じゃなくて、予防することが大切です。そのためには、暴飲暴食や睡眠時間が短いなどの極端な生活を控えたり、生活リズムを崩さないことが大切だと言うことでした。

精神的な健康については、安易にサプリメントや薬に頼る前に、自分がやりたいこと、やってみたいことなど生き甲斐ややりがいのあることを探して、やってみる意識が大切です。そんなに難しく考えずに、とりあえずやってみる意識が大切だと思いますね。

社会的な健康については、自分にとって居心地の良い場所を見つけること。そして、人間関係では思い込みは捨てて、ダメなら次くらいの軽い気持ちで接する。どこかには絶対に気があう人がいるので、目の前の人間関係だけにこだわらないようにしましょう!

という感じです。

健康になるための魔法はない!

ここまでいろいろと書いてきたんですが、「これやれば健康になれる!」という魔法のようなことはありません。

テレビを見ていたり、雑誌を読むと、そこかしこに「これだけやれ!」「これを飲めば!」みたいな謳い文句が書いてありますが、あれはあくまで謳い文句です。そういった魔法のような言葉を遣えば、買ってくれる人がいるから使っているだけに過ぎません。

もちろんまったく効果がないわけではありませんが、効果は長くは続きません。概ね一時的な効果で、効果が出なくなれば、また違う商品を買わせるというオチです。

それよりも大切なのは、「楽しく生きる」ということですね。

食事であれば、誰かを美味しさを共有したり、楽しく食べられる工夫をする。運動も苦行のようなことをするのではなくて、続けられることをする。遊びにしても、やりたくないことはやる必要はありません。また、人間関係も無理するよりも、自分が一緒にいて心地がいいところにいましょう。

苦しいことも大切ではあるですが、それでも楽しいに越したことはないと思います。なので、魔法のような薬やサプリメント、運動器具に手を出す前に、自分が楽しいと思える日常を送るように心掛けましょう!

さいごに

健康の大切さは、失ってからしかわかりません。僕は、糖尿病になってから、食事や運動の大切さを学びましたし、会社での人間関係のもどかしさを感じてから居心地の良い場所の大切さを学びました。

今健康だから、これからも健康であるとは限りません。年を取れば、健康ではなくなる可能性は低くなります。若くても、どこで何があるかはわかりません。「今大丈夫だから」と安易に考えずに、それを維持するために何をすれば良いのかしっかり考えて生きていくことをオススメします。これは肉体的な健康を失った僕からのアドバイスです。