ただのつまみだと思っていた銀杏に含まれる驚きの栄養素とは?そしてカラダへの効果・効能は如何に?

秋の味覚の一つであり、大人の味でもある「銀杏」

実の部分も、イチョウと呼ばれる葉っぱの部分も、何もかも「銀杏」と書きますよね。不思議です。

まぁ書き方はともかくとして、ただのおつまみだと思っていた秋の味覚「銀杏」にも、栄養素は豊富に含まれていたんですよ!正直そんなに栄養素とかないと思っていました…(不覚)

これから銀杏を食べる時は、栄養素まで意識して、感謝して食べましょう!

銀杏の栄養素について

銀杏(可食部100g)の栄養素は以下の通りです。(参考「もっとからだにおいしい野菜の便利帳」41頁、Wikipedia「イチョウ」)

エネルギー:187kcal
脂質:1.68g
炭水化物:38.5g
カリウム:700mg
マグネシウム:53mg
リン:120mg
β-カロテン:290μg
ビタミンB1:0.28mg
ビタミンB2:0.09mg
ビタミンB6:0.33mg
ナイアシン:1.2mg
葉酸:49μg
パントテン酸:1.38mg
ビタミンC:23mg
食物繊維量:1.8g

ざっと見てもらうとわかりますが、銀杏には意外にも炭水化物(糖質)が豊富に含まれているんですよね。僕は、もっと脂質の方が多い食材だと思っていたので意外でした。

では、そんな銀杏に含まれる栄養素には、カラダにとってどんないいことがあるのか見ていきましょう!

糖質(炭水化物)

100gあたりの糖質量は、意外にもイモ類を超えているんですよね。

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でも、考えてみればわかりますが、銀杏を100gって相当な数を食べないといけませんよね?なので、それほど「太る」とか気にしなくていいと思います。むしろ、少量でもしっかりと糖質を摂れるのが銀杏のいいところです!

糖質の効果は、なんといっても三大栄養素の中でも一番効率的にエネルギーになってくれるということです。もちろん、糖質をエネルギーに代えるためには、ビタミンB1をはじめとしたビタミン群が必要なので一緒に摂ることが大切です。(ビタミンB1は、玄米や全粒粉、豚ヒレ肉などに含まれています)

糖質は、日本人の生活上、不足することは稀な栄養素ですが、過度な糖質制限やカロリー制限によって不足してしまうと、イライラしてしまったり、集中力が低下したり、脱力感や倦怠感を感じるようになってしまうので、注意しましょう。

カリウム

銀杏は、小さいながら糖質に加え、カリウムもかなり豊富に含んだ食材なんですよ。

カリウムは、体内でナトリウムとバランスを取り合う関係にあり、ナトリウムが過剰になっていると、余分なナトリウムを尿として排出させてくれる役割を担っています。そのため、血圧を安定させてくれるので、高血圧の予防になりますし、尿として余分な水分も排出することで、むくみの解消にも良いとされています。

また、カリウムは筋肉の働きもコントロールしてくていて、不足してしまうと、筋肉にエネルギーが補給されなくなってしまい、筋力が低下してしまったり、不整脈を起こしてしまうこともあります。ただ、カリウムはバランスの良い食事を心がけていれば不足することはないので、それほど心配しなくても大丈夫です。

そして、過剰摂取についてですが、健康な人であれば、問題ありません。ただ、腎臓機能が低下していて、排泄が上手くできない人は、高カリウム血症になる恐れもあるので、注意しましょう!

パントテン酸

パントテン酸は、ギリシャ語で「広くどこにでもある酸」という意味で、以前はビタミンB5とよばれていたビタミン群の一種です。ギリシャ語の通り、多くの食品に含まれていますし、体内でも合成されているので、バランスのよい食事を取っていれば不足することはありません。

パントテン酸は、三大栄養素の代謝に関わっていて、エネルギーの生産やホルモンの合成などに幅広い活躍をしています。

不足することがあまり見られない栄養素ですが、もし不足してしまうと、副腎障害や成長停止、体重減少などが起こってしまうので、バランスの良い食事を心がけるようにしましょう。

ビタミンC

ビタミンCは、たんぱく質からコラーゲンを生成するときに必要不可欠な栄養素です。コラーゲンというと「美容」「美肌」ということを思い浮かべる人がいるかもしれませんが、それだけではなく、コラーゲンは細胞と細胞を結びつけることで、丈夫な血管や筋肉、皮膚、骨を作っています。

そのため、ビタミンCの不足によって、コラーゲンの生成が減少してしまうと、血管や筋肉などが脆くなってしまい、子どもであれば骨の成長が悪くなってしまいます。

また、白血球の働きをサポートすることで、免疫力をアップさせる効果も期待されていますし、強い抗酸化作用による老化防止や血管疾患などの生活習慣病の予防にも効果があるとされています。

銀杏のカラダへの効果まとめ

では、ここで一度銀杏のカラダへの効果をまとめてみたいと思います。

  • エネルギー補給
  • 高血圧予防
  • むくみ解消
  • 血管・筋肉・皮膚・骨などの健康維持
  • 生活習慣病の予防
  • 老化防止

という感じです。

それほど凄い効果があるわけではないんですが、カラダの健康維持には欠かせない栄養素をまんべんなく含んでいる印象がありますね。ただ、だからといって銀杏だけを食べればいいわけではなくて、銀杏も含めて、バランスのよい食事を心がけることが必要です。

また、銀杏は食べ過ぎてしまうと、むしろカラダにとって有毒になるので注意が必要なんですよ!

銀杏の食べ過ぎには注意!

銀杏ってついつい食べ過ぎてしまいませんか?小さいですし、程よい塩加減なので、枝豆のようについついパクパクと。

でも、それ危険なのでやめてください!

もちろん、少量であれば問題ありませんが、食べ過ぎてしまうと「メチルピリドキシン」という物質によって、食中毒を引き起こしてしまいます。少量と聞くと「え?何個なの?」って思うかもしれませんが、人によっては5〜6個でも中毒になる人がいます。

子どもの場合は、5歳児未満であれば食べさせない、それ以上でも数を制限して食べさせてあげるようにしましょう。くれぐれも食べ過ぎて、後悔しないようにだけ気をつけてください。

美味しい銀杏の選び方

9月頃からスーパーでもちらほら出回る銀杏ですが、普段買わないから選び方なんてわかんないですよね(笑)だからといって、適当に選ぶと美味しくないので、簡単なポイントだけ押さえておきましょう!

  • 殻の表面が白い
  • 表面にツヤがある
  • 大きい物

という感じです。意外と簡単に見分けられると思うので、覚えておくと便利だと思いますよ!

一方で、振ってみて音がするものは、未成熟の可能性が高いですし、殻が黒くなってきていると収穫してから日数が経っているので、避けた方がいいと思いますね。

銀杏の適切な保存方法は?

銀杏は比較的日持ちのする食材で、殻のままであれば常温でも1週間くらいは持ちます。ですが、紙袋に入れるか、新聞紙に包み冷蔵庫の野菜室に入れておけば、数ヶ月は保つのでこちらがオススメです。

もちろん日数が経てば、実の色は徐々に青から黄色に変化して、実が固くなってしまいます。もし、美味しい状態で食べたいのであれば、1週間から2週間くらいで食べるのが良いと思います。

長期保存する場合は、冷凍保存しておきましょう!

冷凍保存のやり方は、殻をはずし、塩ゆでします。その後、薄皮をむいて、ジップロックに入れるか、ラップに包み、冷凍庫に入れるだけです!結構簡単ですが、どうせならその日に食べてしまいましょう!

銀杏の調理方法について

あまり家で調理する機会がない銀杏ですが、意外と簡単に家でも調理できますし、いろいろと工夫ができるので、ぜひ試してみてください!

電子レンジで加熱する場合

まず電子レンジを使って調理する方法についてみていきましょう。

電子レンジに入れる前に、まず殻にハンマーなどで亀裂や割れ目を入れてください。(※亀裂などがないと破裂する可能性があるので)そのあと、厚めの封筒や紙袋にいれて、折口を二回ほど折り畳んでください。

そして、電子レンジに入れて、500〜600wで1分から1分半ほど加熱すればOKです!塩は、お好みで、加熱前に封筒の中に入れても、加熱後にかけてもOKです。

フライパンで炒る場合

電子レンジの場合、加熱し過ぎると破裂したり、食感が悪くなることがあるので、結構難しいかもしれません。なので、もし美味しく食べたいのであれば、フライパンで炒ることをオススメします!

フライパンで炒る場合も、まずは殻に亀裂や割れ目を入れましょう。もしくは完全に割ってしまい、中の実を取り出してもいいですね。その後、殻に少し焦げ目がつくか、実だけの場合は、香ばしいにおいがしてきたら出来上がりです!

塩をまぶして食べてみてください!

※薄皮については、食べても問題ないですが、見た目を重視するなら取りましょう。

銀杏のバター炒め

例のごとく、銀杏の殻を割ります。

フライパンに適量のバターを入れて、溶け出したところに銀杏を投入して、絡めていきます。バターと銀杏がいい感じに絡まったら、塩やこしょうで味をつけて完成です!

簡単かつ美味しいので、ぜひお試しください!

さいごに

銀杏の栄養素などについて書いてきましたが、いかがだったでしょうか?

意外と銀杏も侮れませんよね(笑)ただのつまみだと思っていたんですが、カラダにとってこれほど効果があるなんて思わなかったですし、食べ過ぎがダメなんてことも考えもしなかったです。

銀杏は、他の食材と違って秋にしか食べられない食材でもあるので、この秋にじっくり味わってみてはいかがでしょうか?